特集 画像診断レポート ここだけは落とせない!主治医に伝えるべきポイント
第7章 腎泌尿器
1 腎腫瘍
竹山 信之
1
,
可知 真南
1
,
萩原 遼太
1,2
,
笹沢 俊吉
1
,
田代 祐基
1
,
清野 哲孝
1,2
,
堀 祐郎
1,2
,
宗近 次朗
2
,
藤澤 英文
3
,
上田 康雄
4
,
小川 高史
4
,
楯 玄秀
4
1昭和大学藤が丘病院 放射線科
2昭和大学病院 放射線医学教室
3昭和大学横浜市北部病院 放射線科
4昭和大学藤が丘病院 臨床病理診断科
キーワード:
ダイナミックCT
,
MRI
,
充実性腎腫瘍
,
嚢胞性腎腫瘍
,
Bosniak分類
Keyword:
ダイナミックCT
,
MRI
,
充実性腎腫瘍
,
嚢胞性腎腫瘍
,
Bosniak分類
pp.1457-1469
発行日 2022年10月31日
Published Date 2022/10/31
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000002143
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腎腫瘍は大きく充実性と嚢胞性に分類される1)。腎充実性腫瘍の診断は充実性腫瘍であることの確定をまず行う2)。続いて良性悪性の鑑別を行うが,良性では主に血管筋脂肪腫(angiomyolipoma:AML)とオンコサイトーマであり,悪性では大部分が腎細胞癌である。組織型がある程度特異的な画像所見を示すため,悪性の場合は組織型に関する記載も望まれる。特に,淡明細胞型と非淡明細胞型の組織型の鑑別は,予後3)や分子標的薬の選択4)が異なるため,重要と思われる2)。
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