Japanese
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特集 腎細胞癌診療の新しい展開
小腎腫瘍の画像診断―質的診断と術前評価
Current status of imaging of small renal tumor: Characterization and preoperative evaluation
陣崎 雅弘
1
,
大家 基嗣
2
,
村井 勝
2
Masahiro Jinzaki
1
,
Mototsugu Oya
2
,
Masaru Murai
2
1慶應義塾大学医学部放射線診断科
2慶應義塾大学医学部泌尿器科
キーワード:
腎腫瘍
,
CT
,
MR
Keyword:
腎腫瘍
,
CT
,
MR
pp.279-285
発行日 2007年4月20日
Published Date 2007/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101022
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要旨 小腎腫瘍の鑑別診断と治療方針を決定するうえで,画像のチェックポイントを知ることが重要である。囊胞性腫瘤ではBosniak分類が非常に有用である。充実性腫瘤は,薄いスライス厚の単純CTでの脂肪の有無,発育形式,腫瘤の均一性,偽被膜の有無,造影パターン,T2強調像の信号強度などをチェックしていけば,不要な手術を避けることができるようになる。また,マルチスライスCTを用いたCT angiographyでは,腎動脈,腎静脈,腫瘍の位置などの評価がより小さい侵襲で可能になり,nephron sparing surgeryや腹腔鏡下手術の術前評価としての有用性が高い。
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