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特集 イラストレイテッド 膀胱全摘除術と尿路変向術
手術手技
(1)基本手技
5.血管の扱い方
Fundamental techniques in vascular surgery
尾原 秀明
1
,
松本 賢治
1
,
北川 雄光
1
1慶應義塾大学一般・消化器外科
キーワード:
血管外科
,
術中血管損傷
,
止血
Keyword:
血管外科
,
術中血管損傷
,
止血
pp.51-57
発行日 2009年4月5日
Published Date 2009/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101692
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要旨:近年,麻酔を中心とする周術期管理および手術手技・器材が格段に進歩し,それとともに悪性腫瘍に対する手術の拡大は目覚ましいものがある。しかしながら,手術が拡大するにつれ,血管に対してより侵襲的な手術操作が加えられることとなり,術中血管損傷の危険性は必然的に高まることになる。粥状硬化症の高度な病的血管を扱う血管外科疾患とは異なり,泌尿器科医が遭遇する手術の中で対象となるのは健常血管であることが多く,血管外科の基本的知識と手技に習熟することで対応可能であることが少なくない。本稿では,基本的血管外科知識と技術および術中血管損傷の処置について解説する。
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