学会印象記
「第99回米国癌研究会議(AACR)」印象記
稲元 輝生
1
1大阪医科大学泌尿生殖・発達医学講座泌尿器科
pp.1006-1007
発行日 2008年11月20日
Published Date 2008/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101610
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2008年4月11~16日までの期間,AACR(American Association for Cancer Research)年次総会に発表のために参加する機会を得た。AACRの年次総会は,会期中に約60か国から15,000人以上の参加者が集まり,6,000以上の抄録や,数百の招待講演が行われる巨大な国際学会である。この学術集会では,AACRが行ってきた基礎,臨床,およびトランスレーショナルな癌研究がいかにして癌の撲滅に寄与してきたのかに焦点を当てている。
AACRの年次総会のプログラム委員会は,あらゆる知識に精通しているといって過言ではなく,事実,癌研究における全分野にわたる最新の動向,特に重要な研究の発展まですべてをカバーしている。本学会においても,各分野からbreak throughな新知見が多数発表されていた。
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