病院めぐり
利根中央病院泌尿器科
田村 芳美
1
1利根中央病院泌尿器科
pp.1032
発行日 2003年11月20日
Published Date 2003/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100991
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利根中央病院は,勇壮な谷川連峰を背景に,尾瀬への玄関口でもある群馬県北部山間部の沼田市の中心部にあります。上州のチベットとも呼ばれる高原地帯で,夏は涼風が吹き,冬は谷川岳から粉雪が舞ってきます。診療圏の人口は約10万人で,経営母体は診療圏の世帯数の約70%が加入する利根保険生協です。病院の前身は昭和29年,地域医療の向上を願う有志によって設立された利根中央診療所で,昭和37年,現在の利根中央病院が誕生しました。現在は一般病床数282床の利根沼田地区の中核病院です。
泌尿器科は昭和46年より群馬大学からの非常勤派遣施設として開設されました。その後,昭和62年に,現在,国立ガンセンター東病院泌尿器科医長である鈴木孝憲先生が初代医長として着任され常勤化となり,以降,医師体制は群馬大学からの派遣による2人常勤制です。一般外来は月曜から土曜までの午前に,特殊検査や癌告知を行う特別外来を火曜,木曜の午後に行っています。平成14年度の1日平均外来患者数は48名でした。一方,病棟は整形外科との混合病棟で,1日入院患者数は12名,平均在院日数は10日でした。
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