病院めぐり
利根中央病院外科
都築 靖
pp.221
発行日 1997年2月20日
Published Date 1997/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902647
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当院は,東は日光連山,西は子持山,南は赤城山,北は谷川連峰に囲まれた山紫水明の群馬県沼田市の中央に位置します.診療圏の人口は利根郡と沼田市の約10万人強で,医療を実践するうえで理想的な人口です.経営母体は診療圏の世帯数の75%が加入する利根保健生協です.群馬県の北端にあたり,関越高速道が通過する交通の要衡でありながら,古くは「文化果つる國」として医療の恩恵に浴しなかった地域でもあります.
昭和29年,地域医療の向上を願う有志によって前身である利根中央診療所が設立され,昭和37年現在の利根中央病院の基礎が築かれました.当院は「一人は万人の為万人は一人の為」をモットーとする全国120余の生活協同組合経営の病院の一つでもあります.当外科は,設立当初よりの歴史を持っていますが,医師集団としての歴史は昭和37年,群馬大学第1外科出身の諸先輩が着任してからが本格的といえるでしょう.
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