連載 病院めぐり
国立三重中央病院
澤木 泰仁
pp.1010
発行日 2002年8月10日
Published Date 2002/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904709
- 有料閲覧
- 文献概要
国立三重中央病院は平成10年7月1日に旧国立津病院と旧国立療養所清澄病院が統合して開院しました.旧国立津病院は明治41年11月に歩兵第51連隊の設置に伴い,津衛戌病院として創設され,昭和20年12月に厚生省所管となり国立津病院となりました.昭和41年5月に救急病院に指定され,昭和50年4月に国立津病院附属看護学校を開校,昭和59年3月に臨床研修指定病院に指定され,昭和59年4月に母子医療センターを設置,昭和63年3月に外国医師・歯科医師臨床研修指定病院に指定されました.一方,旧国立療養所清澄病院は昭和15年7月に三重県結核療養所清澄園として創設され,昭和22年4月に厚生省に移管,国立療養所清澄園と改称しました.昭和41年2月に一般患者の入院開始,昭和50年5月に重度心身障害児(者)の入院開始,昭和52年4月に国立療養所清澄病院と改称しました.
国立三重中央病院は,三重県域を主たる診療圏として母性・小児診療の高度かつ先駆的医療,循環器病を対象とした高度かつ集学的医療,救急医療,がん医療などを行う総合診療施設とともに,医療従事者の養成および研修を行う施設として設置されました.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.