小さな工夫
経尿道的マイクロ波高温度治療施行時のカラードプラ超音波の有用性
曽我 倫久人
1
,
杉村 芳樹
2
1紀南病院泌尿器科
2三重大学医学部泌尿器科
pp.541
発行日 2003年6月20日
Published Date 2003/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100922
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経尿道的マイクロ波高温度治療(transuretheral microwave thermotherapy,以下TUMT)は,前立腺肥大症に対する低侵襲の治療法の選択肢として認知されつつある。TUMTにおいては,経尿道的に行う内視鏡治療とは異なり,術野を直視下において行うことができないため,マイクロ波の発生部の先端が適切な位置に維持できているかをモニターすることが,合併症を予防するために重要である。
経直腸的にモニターを挿入することにより,直腸内の温度(特に直腸温が高温になっていないか)をモニターすることが可能であるが,マイクロ波のプローベが適切な位置かを確認するには不十分である。
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