小さな工夫
後腹膜鏡下腎尿管摘出術におけるabdominal deviceの工夫
中尾 孝子
1
,
井口 厚司
1
1独立行政法人国立病院機構九州医療センター泌尿器科
pp.1057
発行日 2004年12月20日
Published Date 2004/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100662
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ハンドアシスト鏡視下手術におけるabdominal deviceとして,われわれはこれまでラップディスク(八光商事)やスリーブのついたハンドポートシステム(スミス&ネフュー社)を用いてきたが,今回簡単で便利なdeviceを工夫したので紹介する。
新しいdeviceは既売品のラッププロテクター(八光商事)12mmと婦人科用長手袋(SまたはMサイズ)を組み合わせて使用する(図1)。まずラッププロテクターを創部に装着した後,術者は通常の手術用手袋の上に長手袋をつける。長手袋のスリーブを翻転させてラッププロテクターの体表側リングにかぶせて装着し,気腹して手術を行う(図2)。
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