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特集 悪性腫瘍との鑑別が困難な各領域の諸病変
悪性腫瘍と鑑別が困難な精巣病変
The testicular lesion that diacritic with a malignant tumor is difficult
大森 聡
1
,
近田 龍一郎
1
,
藤岡 知昭
1
So Omori
1
,
Ryuichiro Konda
1
,
Tomoaki Fujioka
1
1岩手医科大学泌尿器科
キーワード:
陰囊内腫瘤
,
超音波パワードプラ法
Keyword:
陰囊内腫瘤
,
超音波パワードプラ法
pp.973-977
発行日 2004年11月20日
Published Date 2004/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100647
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要旨
精巣悪性腫瘍は無痛性の充実性腫瘤という特徴においてその多くは診断が可能である。しかしながら約10%には疼痛を伴い,時として他疾患(特に急性陰囊症)との鑑別に苦慮することがある。この場合臨床経過,身体所見,血液検査,尿検査,画像診断により鑑別診断が進められるが,診断に苦慮する場合は手術により確定診断を行うこととなる。当科では精巣も含めた陰囊内疾患に対する画像診断としてパワードプラ法を併用した超音波診断を第一選択としている。本稿では精巣腫瘍と鑑別が困難で手術により確定診断を得た3症例について超音波パワードプラ法の画像所見を交えて紹介する。
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