ディベート 超音波ガイド下前立腺生検術
前立腺生検は果たして6針で十分か—6針で十分という立場から
木村 剛
1
,
木全 亮二
1
,
秋元 成太
1
Go Kimura
1
1日本医科大学泌尿器科
キーワード:
前立腺癌
,
超音波パワードプラ法
,
標的生検
Keyword:
前立腺癌
,
超音波パワードプラ法
,
標的生検
pp.955-961
発行日 2000年11月20日
Published Date 2000/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903097
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系統的前立腺生検において癌を効率よく検出する方法について,癌の好発部位と関連させて概説した。また,いわゆる"extensive biopsy protocol"を初回生検として行う意義があるか否かを検討した。Hodgeが超音波ガイド下の標的生検よりも系統的生検のほうが優れているという報告を行ってから10年以上が経ったが,当時の超音波画像と比較し,現在の画像は質的にも技術的にも進歩している。当科において施行している超音波パワードプラ法下標的生検による前立腺癌診断の成績を紹介し,その利点と現状での問題点を示した。
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