病院めぐり
市立枚方市民病院泌尿器科
増田 裕
1
1市立枚方市民病院泌尿器科
pp.85
発行日 2005年1月20日
Published Date 2005/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100175
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市立枚方市民病院は昭和25年に開設され,次第に病床数を増やし,現在は約350床の総合病院となっています。昭和57年の泌尿器科常設以来,20年間部長を務められた岡野准先生が退職されたため,平成14年9月から大阪医科大学より和辻利和主任部長,筆者(副部長)が派遣され2人体制となりました。
当科の特徴は,患者様本位の泌尿器科を目指し,不必要な点滴や抗生物質の投与をせず,入院当日手術を原則とし,TUR-Pを2泊3日で実施しているところです。TUR-Pにかかる費用は,約2週間の入院期間を要する医療機関と比較すると,医療費の患者様負担は「1割負担」の場合は半額に近い2万8千円ほどです。私たちが赴任して2年を超え,その間のTUR-P施術件数は200件を数えています。2泊3日で退院されても,退院後1か月以内の再入院率は5%以下です。術後は手術のビデオを家族の方にお見せして,解説しています。また,TUR-BTは1泊2日で行っています。
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