病院めぐり
東京都立豊島病院泌尿器科
野垣 譲二
1
1東京都立豊島病院泌尿器科
pp.254
発行日 2005年3月20日
Published Date 2005/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100204
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東京都立豊島病院は,首都圏北西部への拠点である池袋から程近い板橋区の東部にあります。ここは江戸時代,幕府によって街道の整備がされた頃,日本橋から出て最初の宿場,板橋宿として栄えたところです。この地は明治時代には北豊島郡の役所がおかれた土地であり,板橋区にありながら豊島病院という名前の由来はその辺にあるようです。当院の発足は明治30年の東京府の伝染病院の設立にさかのぼりますが,昭和18年,都政施行に伴い都立病院となり,昭和32年に総合病院になり,今日に至っています。その間,平成7年4月から5年間診療を休止して全面改築を行い,平成11年7月30日に19診療科,360床(全面開設時458床)の新しい病院として再スタートしました。
当院の医療圏は,地元の板橋区,豊島区を中心に北区および東武東上線沿線の練馬区の北部や埼玉県などです。当地域は付近に大学病院が2つ,都立病院もすぐ隣の老人医療センターをはじめとして,大塚病院,駒込病院があり,民間の総合病院も数多くありますが,過密地帯東京の数多くの人口を抱えてこともあり,多くの患者さんが集まってきています。
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