特集 ここが聞きたい―泌尿器科検査ベストプラクティス
C.内視鏡的検査法
■膀胱尿道鏡
【軟性鏡】
34.軟性鏡を用いて検査を行う際の前処置と麻酔方法について教えて下さい。
黒田 昌男
1
1日生病院泌尿器科
pp.122-123
発行日 2006年4月5日
Published Date 2006/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100081
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1 前処置
女性に軟性膀胱尿道鏡検査を行う場合には,硬性鏡と同様に麻酔の必要がないので,前処置は硬性鏡でも軟性鏡でも同じでよく,変える必要はない。男性に軟性膀胱尿道鏡検査を行う場合には,硬性鏡と異なり,原則として麻酔の必要はない。検査前には,可能なら排尿させ膀胱を空にしておくほうが観察しやすくなる。硬性鏡よりも灌流液のチャンネルが細いため,混濁した尿が溜まっていると観察しにくくなる。
高度の血尿があり,膀胱腔内に凝血塊があると予測される場合には,検査前にカテーテルを用いて,膀胱腔内の凝血塊を洗い出すことが勧められる。
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