特集 ここが聞きたい―泌尿器科検査ベストプラクティス
C.内視鏡的検査法
■膀胱尿道鏡
【軟性鏡】
33.軟性鏡の種類と特徴について教えて下さい。
蓮井 良浩
1
1宮崎大学医学部泌尿器科
pp.120-121
発行日 2006年4月5日
Published Date 2006/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100080
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1 はじめに
軟性膀胱鏡は一般にファイバースコープとして親しまれていて(図1),接眼レンズで観察される。近年,ファイバーに替えて内視鏡先端部にCCD(charged coupled device)を取り付けた電子スコープの登場により(図2),より鮮明な画像を得ることができるようになった1~5)。
軟性鏡は前方視であり(図3),先端が曲がることで側視できる。軟性鏡の多くは視野角が90度でup方向が210度,down方向が90度程度の彎曲ができる。挿入時に男性では硬性鏡ほどの疼痛を感じないため,尿道粘膜麻酔でスムーズに膀胱内へ挿入できる。
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