Japanese
English
症例報告
スピロノラクトンが原因と考えられる扁平苔癬型薬疹の1例
A case of lichenoid drug eruption caused by spironolactone
永岡 譲
1
,
大河内 仁志
1
,
中村 晃一郎
1
,
玉置 邦彦
1
Yuzuru NAGAOKA
1
,
Hitoshi OKOCHI
1
,
Koichiro NAKAMURA
1
,
Kunihiko TAMAKI
1
1東京大学大学院医学系研究科外科学専攻感覚・運動機能医学皮膚科学分野
1Department of Dermatology, Course of Surgery, University of Tokyo, Graduate School of Medicine
キーワード:
扁平苔癬
,
スピロノラクトン
Keyword:
扁平苔癬
,
スピロノラクトン
pp.325-327
発行日 2002年4月1日
Published Date 2002/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903895
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
スピロノラクトン(ラッカルミン®)による扁平苔癬型薬疹の1例を報告する.症例は63歳,女性.本態性高血圧の治療のためスピロノラクトン(ラッカルミン®)1日50mg内服6年後より,四肢に紫紅色の隆起性皮疹が出現した.組織は典型的で,パッチテストとリンパ球幼若化試験は陰性.薬剤中止により皮疹は約2か月で色素沈着を残して消退した.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.