Japanese
English
症例報告
カプトプリルによる扁平苔癬型薬疹の1例
A case of lichenoid drug eruption induced by captopril
永岡 譲
1
,
渡部 義弘
1
,
玉木 毅
1
,
五十棲 健
1
,
玉置 邦彦
1
Yuzuru NAGAOKA
1
,
Yoshihiro WATABE
1
,
Takeshi TAMAKI
1
,
Ken IOZUMI
1
,
Kunihiko TAMAKI
1
1東京大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Faculty of Medicine, The University of Tokyo
キーワード:
扁平苔癬
,
カプトプリル
,
肝機能障害
,
薬疹
Keyword:
扁平苔癬
,
カプトプリル
,
肝機能障害
,
薬疹
pp.706-708
発行日 1999年8月1日
Published Date 1999/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902972
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
カプトプリル(カプトリルR®)による扁平苔癬型薬疹の1例を報告した.症例は45歳,男性.本態性高血圧の治療のためニフェジピン(アダラートL®)1日20mg,カプトプリル(カプトリルR®)1日37.5mg内服5年6か月後より,手背に紫紅色の隆起性皮疹が出現した.組織は典型的で,パッチテストはカプトプリルで陽性.薬剤中止とステロイド外用剤により皮疹は約6か月で色素沈着を残して消退した.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.