Japanese
English
症例報告
歯科治療後に生じた感染性心内膜炎の1例
A case of infective endocarditis after odontotherapy
足立 準
1
,
庄田 裕紀子
1
,
羽白 誠
1
Jun ADACHI
1
,
Yukiko SHODA
1
,
Makoto HASHIRO
1
1関西労災病院皮膚科
1Department of Dermatology, Kansai Rohsai Hospital
キーワード:
歯科治療
,
感染性心内膜炎
,
Staphylococcus capitis
Keyword:
歯科治療
,
感染性心内膜炎
,
Staphylococcus capitis
pp.41-43
発行日 2002年1月1日
Published Date 2002/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903817
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40歳,女性.小児よりアトピー性皮膚炎があった.30歳頃までステロイド外用療法,その後,化粧水などで外用していた.1999年12月1日,歯科で歯根部の治療を行った.2日後より発熱がみられ,その後自宅で倒れた.当院に紹介され,諸検査の結果,Staphylococcus capitisによる感染性心内膜炎およびそれに伴う脳出血と判明した.皮疹としては,出血斑,爪下出血,Staphylococcus capitisの膿疱が認められた.歯科治療から15日という短期間で死亡した.
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