Japanese
English
症例報告
イトラコナゾールが奏効したSchamberg病の1例
A case of Schamberg's disease successfully treated with itraconazole
杉内 利栄子
1
,
高橋 和宏
1
,
照井 正
1
Rieko SUGIUCHI
1
,
Kazuhiro TAKAHASHI
1
,
Tadashi TERUI
1
1東北大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Tohoku University School of Medicine
キーワード:
Schamberg病
,
慢性色素性紫斑
,
イトラコナゾール
Keyword:
Schamberg病
,
慢性色素性紫斑
,
イトラコナゾール
pp.605-607
発行日 2000年7月1日
Published Date 2000/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903301
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71歳,女性.イトラコナゾール(イトリゾール®)が奏効したと考えられた,下腿,臀部にまで拡大したSchamberg病の症例を報告した.手,足,股部などを含めて臨床的に真菌症を思わせる部位はなかったが,トリコフィチン皮内反応陽性,カンジダスクラッチパッチテストが陽性であった.自験例にイトラコナゾールが奏効した機序は不明であるが,Schamberg病の病態を考える上でも興味深い症例と思われた.
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