Japanese
English
症例報告
躯幹に生じたグロムス腫瘍の2例
Two cases of glomus tumor arising on the trunk
安齋 眞一
1
,
片桐 美之
1
Shin-ichi ANSAI
1
,
Yoshiyuki KATAGIRI
1
1山形県立日本海病院皮膚科
1Division of Dermatology, Yamagata Prefectural Nihon-kai Hospital
キーワード:
躯幹発生
,
グロムス腫瘍
,
血管腫型グロムス腫瘍
,
有痛性腫瘍
Keyword:
躯幹発生
,
グロムス腫瘍
,
血管腫型グロムス腫瘍
,
有痛性腫瘍
pp.547-549
発行日 2000年6月1日
Published Date 2000/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903290
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症例1は87歳,男性.右側胸部の有痛性ドーム状,単発性,暗紫色の腫瘍.組織学的には多発型でよくみられる血管腫型のグロムス腫瘍の像であった.症例2は70歳,男性.臀部の激しい疼痛を主訴に来院した.同部に表面皮膚色の米粒大の皮下腫瘍があり,切除にて疼痛は消失した.組織学的には典型的な通常型のグロムス腫瘍の例であった.グロムス腫瘍は四肢に発生することがほとんどであるが,躯幹における有痛性腫瘍の鑑別診断としても重要である.
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