Japanese
English
症例報告
大腿部に生じたグロムス腫瘍の1例
A case of solitary glomus tumor of the thigh
神谷 篤
1
,
安藤 浩一
1
Atsushi KAMIYA
1
,
Ko-ichi ANDO
1
1名古屋第一赤十字病院皮膚科
1Department of Dermatology, Nagoya First Red Cross Hospital
キーワード:
グロムス腫瘍
Keyword:
グロムス腫瘍
pp.154-155
発行日 2001年2月1日
Published Date 2001/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903475
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
54歳,男性.初診の2年前に右大腿部の有痛性皮下結節に気づいた.全摘出術を行い,病理組織学的に大小さまざまの血管腔周囲に類上皮細胞様細胞の増殖を認めたため,グロムス腫瘍が疑われた.免疫組織化学的所見で,これらの腫瘍細胞は,ビメンチン,α-smooth muscle actinに陽性,デスミン陰性であり,グロムス細胞として矛盾しない所見であった.大腿部は比較的稀な発生部位と考えられた.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.