Japanese
English
症例報告
タカルシトール軟膏外用とビタミンA内服の併用が奏効した小児毛孔性紅色枇糠疹の2例
Two cases of juvenile pityriasis rubra pilaris improved by topical tacalcitol ointment and oral vitamin A
落合 泰明
1
,
金田 美紀
1
,
田辺 恵美子
1
Yasuaki OCHIAI
1
,
Miki KANEDA
1
,
Emiko TANABE
1
1東邦大学医学部附属佐倉病院皮膚科学研究室
1Department of Dermatology, Sakura Hospital, Toho University School of Medicine
キーワード:
若年発症
,
毛孔性紅色枇糠疹
,
タカルシトール
,
ビタミンA
Keyword:
若年発症
,
毛孔性紅色枇糠疹
,
タカルシトール
,
ビタミンA
pp.497-500
発行日 2000年6月1日
Published Date 2000/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903276
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
15歳男性と14歳女性.いずれも急性に掌蹠の境界明瞭な角化性紅斑と四肢の枇糠様落屑性紅斑が出現し,皮疹および組織所見より毛孔性紅色枇糠疹と診断した.いずれも拡大傾向を認めたが,ビタミンA内服と活性型ビタミンD3であるタカルシトール軟膏外用にて,急速に皮疹が軽快した.本症は発症年齢に2峰性があるとされ,最近では小児例での自然軽快の報告もある.その分類および予後について若干の文献的考察を加えた.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.