Japanese
English
原著
タコ咬傷の2例および日本におけるヒョウモンダコ属による咬症の検討
Two cases of octopus bite and examination on Hapalochlaena bite in Japan
伊東 秀記
1
,
吉葉 繁雄
2
,
本田 まりこ
1
,
新村 眞人
1
Hideki ITO
1
,
Shigeo YOSHIBA
2
,
Mariko HONDA
1
,
Michihito NIIMURA
1
1東京慈恵会医科大学皮膚科学教室
2戸板女子短期大学衛生学研究室
1Department of Dermatology, The Jikei University School of Medicine
2Department of Hygiene, Toita Women's College
キーワード:
タコ
,
サメハダテナガダコ
,
咬傷
,
咬症
,
海洋バイオハザード
Keyword:
タコ
,
サメハダテナガダコ
,
咬傷
,
咬症
,
海洋バイオハザード
pp.9-13
発行日 2000年1月1日
Published Date 2000/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903095
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海洋レジャー中にサメハダテナガダコと推定されるタコに咬まれ,後に難治性潰瘍を生じた2例の患者を経験した.マリンスポーツの盛んな現代,自験例のような海洋レジャー中の海洋生物による偶発的バイオハザード事故は増加している.このような場合,患者は海で何かに咬刺されたと訴えて皮膚科を受診することが多く,我々皮膚科医にもある程度の海洋咬刺毒生物に対する知識や再発防止のための正しい指導が必要である.
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