Japanese
English
症例報告
ポビドンヨード製剤の添加物による接触皮膚炎
Contact dermatitis due to an additive of povidone iodine solution
角田 孝彦
1
,
渡邉 昌彦
1
,
門馬 節子
2
,
飯島 茂子
3
Takahiko TSUNODA
1
,
Masahiko WATANABE
1
,
Setsuko MONMA
2
,
Shigeruko IIJIMA
3
1山形市立病院済生館皮膚科
2もんま内科皮ふ科医院
3水戸済生会総合病院皮膚科
1Department of Dermatology, Yamagata City Hospital Saiseikan
2Monma Internal Medicine and Dermatology Clinic
3Department of Dermatology, Mito Saiseikai General Hospital
キーワード:
ポビドンヨード製剤
,
接触皮膚炎
,
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
,
パッチテスト
Keyword:
ポビドンヨード製剤
,
接触皮膚炎
,
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
,
パッチテスト
pp.1144-1146
発行日 1999年12月1日
Published Date 1999/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903085
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22歳,女性.左下腿の低温熱傷に4週間用いたポビドンヨード製剤で接触皮膚炎を生じた.24時間貼布のパッチテストにて2%ポビドンヨード水溶液は陰性,0.2%ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル水溶液が陽性であり,後者が原因と考えた.ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルの20分間,8時間貼布パッチテストでは,それぞれ20分後,8時間後の判定は陰性であった.ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルと化学構造の類似するポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテルのパッチテストではより強い反応がみられた.
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