Japanese
English
症例報告
両側肘窩の採血部位に生じた皮膚サルコイドの1例
A case of sarcoidosis showing reddish nodules on the cubital fossas
小林 昌和
1
,
永尾 圭介
1
,
松本 博子
1
,
杉浦 丹
1
Masakazu KOBAYASHI
1
,
Keisuke NAGAO
1
,
Hiroko MATSUMOTO
1
,
Makoto SUGIURA
1
1清水市立病院皮膚科
1Division of Dermatology, Shimizu City Hospital
キーワード:
サルコイドーシス
,
皮膚サルコイド
Keyword:
サルコイドーシス
,
皮膚サルコイド
pp.526-528
発行日 1999年6月1日
Published Date 1999/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902927
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肘窩の採血部位に生じた紅色結節の組織より,サルコイドーシスと診断した58歳女性例を報告した.6年前より採血,点滴部位に一致して紅色結節が出現しては自然消退していた.組織は非乾酪性類上皮細胞肉芽腫であった.皮膚生検にてサルコイドーシスを疑い経気管支的肺生検(TBLB)を施行した.TBLBで肺組織でも非乾酪性類上皮細胞肉芽腫を認め,サルコイドーシスと診断した.採血部位に一致して皮膚サルコイドが出現することは稀で興味深い症例と思われ報告した.
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