Japanese
English
治療
頭皮血管肉腫の1治療経験
Treatment of our case of angiosarcoma of the scalp
大原 鐘敏
1
,
中村 潔
1
,
太田 栄一
1
Kanetoshi OHARA
1
,
Kiyoshi NAKAMURA
1
,
Eiichi OHTA
1
1虎の門病院形成外科
1Department of Plastic and Reconstructive Surgery, Toranomon Hospital
キーワード:
血管肉腫
,
インターロイキン
,
電子線療法
,
人工真皮
,
分層植皮
Keyword:
血管肉腫
,
インターロイキン
,
電子線療法
,
人工真皮
,
分層植皮
pp.476-478
発行日 1999年5月1日
Published Date 1999/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902916
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初診時すでに衛星病巣を認め,頭皮に原発した血管肉腫に対してインターロイキン2の局注と静注を併用したものの,結果的にS状結腸,骨,肺転移をきたし,血気胸のため死亡した1例を経験した.本症例では頭皮を頭蓋骨外板を含めて広範囲切除し,人工真皮で被覆した後,遊離分層植皮術を行った.手術は根治的ではなかったものの,真皮様組織の上に植皮を置くことで全層皮膚に近い外観が得られ,頭皮の被覆法の一つとして有用と考えられた.
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