連載
Practical English for Busy Physicians・65
Steven D. Emmet
1
1California大学San Diego校
pp.475
発行日 1999年5月1日
Published Date 1999/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902915
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判りやすい論文の表記,面白く使用されている日本語
あなたは今までに皮膚科雑誌を読んでいて略語がよく分からなかったことはありませんか.LP(Lichen Planus)とかBP(Bullous Pemphigoid)などはよくご存じだと思いますが,BPもひょっとしたら他の雑誌ではBlood Pressureなのかもしれません.そうなると一度略語の最初に使われた意味をもう一度洗い直したほうがよいようですね.私からの提案としては,論文の初めに略語を説明する場所を設けてみてはどうかということです.The Journal of the American Academy of Dermatology(JAAD,BlueJoumalとも呼ばれています)でも近いうちにこの方針がとられるようですから,ぜひ皆さんも論文を雑誌に投稿される時には考慮されてみてはいかがでしょうか.
また論文の中で分析結果の詳細を記述したとします.“Group A had 16.3%+/−11.5%(95%CI53.8%to 74.9%)and group B had 26.4%+/−4.3%(95%CI25.8% to 44.3%)”を読んで,あなたはこの意味が判りますか?どうかぜひ図式に書き表して読者に判りやすくして下さい.JAADも判りやすい図式方式を取り入れる方針をすぐに始めるようです.この際すべての雑誌に取り入れてみてはいかがなものかと私は思います.
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