Japanese
English
症例報告
単発型肥満細胞腫の1例
A case of solitary mastcytoma
川畑 久
1
,
寺崎 健治朗
1
,
片平 充彦
1
,
神崎 保
1
Hisashi KAWABATA
1
,
Keniiro TERASAKI
1
,
Yoshihiko KATAHIRA
1
,
Tamotsu KANZAKI
1
1鹿児島大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Kagoshima University Faculty of Medicine
キーワード:
単発型肥満細胞腫
,
肥満細胞症
Keyword:
単発型肥満細胞腫
,
肥満細胞症
pp.1044-1046
発行日 1998年11月1日
Published Date 1998/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902714
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
4か月の男児.生下時より右膝部に色素斑を認めており,生後2か月頃から同部に繰り返し水疱を形成するようになったため当科を受診した.組織学的に肥満細胞症と診断でき,臨床的に他に同様な皮疹を認めなかったので単発型肥満細胞腫とした.肥満細胞症は乳幼児の水疱性病変の鑑別疾患として重要であり,自然消退を認めることが多いが,全身症状,発症部位などを考慮して治療を選択するべきである.
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.