Japanese
English
症例報告
Rheumatoid neutrophilic dermatitisの1例
A case of rheumatoid neutrophilic dermatitis
黒瀬 浩一郎
1
,
森 理
1
,
橋本 隆
1
,
一木 幹生
Koichiro KUROSE
1
,
Osamu MORI
1
,
Takashi HASHIMOTO
1
,
Mikio ICHIKI
1久留米大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatdagy, School of Medicine, Fukuoka University
キーワード:
rheumatoid neutrophilic dermatitis
,
好中球
,
慢性関節リウマチ
Keyword:
rheumatoid neutrophilic dermatitis
,
好中球
,
慢性関節リウマチ
pp.707-709
発行日 1997年8月1日
Published Date 1997/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902285
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Rheumatoid neutrophilic dermatitisの1例を報告した.症例は42歳,女性.20歳より慢性関節リウマチにて当院整形外科に通院中.ミゾリビン150mg/日,プレドニゾロン5mg/日,ジクロフェナクナトリウム坐薬100mg/日を処方されている.約1か月前より下肢,続いて掌蹠にわずかな瘙痒感を伴う紅斑,水疱が多発したため,左下腿より生検を施行した.HE染色では表皮下水疱を認め,水疱直下の浸潤細胞は好中球が主体で,核破壊を伴い,一部にリンパ球様の単核球も混在しているが,明らかな血管炎は認めない.また真皮全層にわたる細胞浸潤も認められない.臨床像,組織像より,本症例をrheumatoid neutro—philic dermatitisと診断した.治療として,コルヒチン内服が著効した.
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