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特集 最近のトピックス1996 Clinical Dermatology 1996
4 治療のポイント
乾癬に対する活性型ビタミンD3外用・PUVA併用療法の検討
Treatment of psoriasis vulgaris with PUVA and topical vitamin D3
斉藤 知道
1
,
小林 仁
1
,
大河原 章
1
Tomomichi SAITO
1
,
Hitoshi KOBAYASHI
1
,
Akira OHKAWARA
1
1北海道大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Hokkaido University School of Medicine
キーワード:
尋常性乾癬
,
PUVAD3療法
,
活性型ビタミンD3
Keyword:
尋常性乾癬
,
PUVAD3療法
,
活性型ビタミンD3
pp.129-132
発行日 1996年4月15日
Published Date 1996/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901854
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乾癬に対する活性型ビタミンD3(タカルシトール軟膏)外用・PUVA併用療法(以下PUVAD3療法と略す)の治療効果・安全性を検討するため,18名の尋常性乾癬患者に対し,PUVAD3療法を施行した.7名ではPUVAD3,療法とPUVA単独療法の左右比較検討も行った.その結果,18名全例において寛解が得られ,PUVA治療回数平均14.6回,UVA照射量平均4.17J/cm2,寛解まで平均38.2日であった.左右比較では7名全例において,PUVAD3療法のほうが優れていた.皮膚局所所見,臨床検査所見共に大きな副作用は見られなかったが,改善した皮膚局所に色素沈着が残る傾向が認められた.
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