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特集 乾癬治療の達人を目指す
総説
3.乾癬治療を整理しよう ① 外用療法
3. Reviewing Current Treatments ① Topical Therapy
鳥居 秀嗣
1
Hideshi TORII
1
1東京山手メディカルセンター,皮膚科
キーワード:
活性型ビタミンD3
,
ステロイド
,
シークエンシャルセラピー
Keyword:
活性型ビタミンD3
,
ステロイド
,
シークエンシャルセラピー
pp.1473-1479
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000959
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皮膚疾患の治療において外用療法は基本的に安全性が高く,また直接病変部に薬剤を到達させるという点において,もっとも効率的な治療法であることは論を俟たない。全身療法や光線療法など数多くの治療選択肢がある乾癬治療においても,外用療法は第一選択の治療法であり,また全身療法や光線療法が適応となる場合にも,併用療法として行われている。1960年代から乾癬治療の主流はステロイド外用療法であったが,長期外用による皮膚萎縮などの副作用が問題視されていた。その後1990年代に入り,活性型ビタミンD3外用薬の登場により,乾癬の外用療法は大きな転機を迎えることとなる。すなわち,より乾癬治療に特異性が高い活性型ビタミンD3外用薬が,とりわけ継続使用に際しては強く推奨されることとなった。
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