Japanese
English
原著
先天性爪甲白斑の1家系
Congenital leukonychia observed in a family
亀井 恵理
1,2
,
角田 孝彦
1
Eri KAMEI
1,2
,
Takahiko TSUNODA
1
1山形市立病院済生館皮膚科
2東北大学医学部附属病院皮膚科学教室
1Division of Dermatology, Yamagata City Hospital Saiseikan
キーワード:
先天性爪甲白斑
,
部分的爪甲白斑
,
常染色体優性遺伝
,
てんかん
,
知能発育不全
Keyword:
先天性爪甲白斑
,
部分的爪甲白斑
,
常染色体優性遺伝
,
てんかん
,
知能発育不全
pp.871-874
発行日 1995年10月1日
Published Date 1995/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901663
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36歳の男性を発端者とする先天性爪甲白斑の1家系を報告した.母親,祖母,曾祖母にも同様の所見があり,この家系内では常染色体優性の遺伝形式を示している.親子とも爪甲の遠位に正常色の爪甲が横走する部分的爪甲白斑を20本すべての爪甲に呈し,発端者にのみ知能発育不全とてんかんが合併していた.本邦でははじめての先天性爪甲白斑の家系と思われる.文献的考察を加え,後天性爪甲白斑についても言及した.
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