Japanese
English
症例報告
先天性示指爪甲形成不全症
Congenital Onychodysplasia of the Index Fingers (COIF)
細谷 順
1
,
藤澤 重樹
1
,
兼松 秀一
1
,
森嶋 隆文
1
Jun HOSOYA
1
,
Shigeki FUJISAWA
1
,
Shuichi KANEMATSU
1
,
Takafumi MORISHIMA
1
1日本大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Nihon University, School of Medicine
キーワード:
先天性示指爪甲形成不全症
,
常染色体優性遺伝
,
末節骨の二分裂像
Keyword:
先天性示指爪甲形成不全症
,
常染色体優性遺伝
,
末節骨の二分裂像
pp.169-172
発行日 1992年2月1日
Published Date 1992/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900551
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左示指爪甲が多爪型,右示指爪甲が矮爪型であった先天性示指爪甲形成不全症の1例を報告した.自験例を含めて106例について考察した結果,本症の示指の爪甲形成異常は,示指末節骨が二分裂するために発症し,その分裂の度合いにより,無爪型,矮爪型,多爪型になるものと考えられた.14%の症例に遺伝性が認められ,常染色体優性遺伝によるものと推測された.
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