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特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1994
IV 治療のトピックス
血清成分除去療法の進歩—特に免疫吸着療法の尋常性天疱瘡への応用について
Advance in blood purification: Application of immunoadsorption to the treatment of pemphigus vulgaris
高森 建二
1
,
小川 秀興
2
Kenji TAKAMORI
1
,
Hideoki OGAWA
2
1順天堂大学医学部附属浦安病院皮膚科
2順天堂大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Juntendo University Urayasu Hospital
2Department of Dermatology, Juntendo University School of Medicine
キーワード:
血液浄化療法
,
免疫吸着
,
天疱瘡
Keyword:
血液浄化療法
,
免疫吸着
,
天疱瘡
pp.130-134
発行日 1994年4月15日
Published Date 1994/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901207
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血液中に存在する病因となる物質を除去する療法は,古代ギリシャの潟血療法という全血除去に始まり,血漿成分のみを除去してその分を他者血漿で補充する血漿交換療法,そしてγ—グロブリン以上の高分子物質のみを比較的選択的に除去する二重濾過療法へと進展し,近年では病因物質のみを選択的に除去する免疫吸着療法が行われるようになった.本稿では,従来から行われている遠心分離法,二重濾過法,冷却濾過法について簡単に述べ,最後に最近行われるようになった免疫吸着療法について,我々の経験を詳述した.
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