Japanese
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特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1994
II 皮膚疾患の病態
癌遺伝子/癌抑制遺伝子と皮膚疾患
Oncogene and tumor suppressor gene
橋本 公二
1
,
小林 照明
1
,
吉川 邦彦
1
Koji HASHIMOTO
1
,
Teruaki KOBAYASHI
1
,
Kunihiko YOSHIKAWA
1
1大阪大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatololgy, Osaka University School of Medicine
キーワード:
癌遺伝子
,
癌抑制遺伝子
,
c-myc
,
RB遺伝子
,
p53
Keyword:
癌遺伝子
,
癌抑制遺伝子
,
c-myc
,
RB遺伝子
,
p53
pp.58-62
発行日 1994年4月15日
Published Date 1994/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901194
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癌遺伝子/癌抑制遺伝子の研究は正常細胞の増殖の制御に重要な働きを担う遺伝子が何らかの異常をきたしたために癌の発現に作用するようになったことを明らかにし,癌の発生機序のみならず,正常細胞の増殖制御機構の解明にも大きな貢献を果たすこととなった.本稿では,癌遺伝子のc-mycと癌抑制遺伝子の網膜芽細胞腫遺伝子(RB遺伝子)の表皮ケラチノサイトの増殖制御に果たす役割と癌抑制遺伝子p53と皮膚悪性腫瘍との関連について最近の知見を報告する.
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