発行日 2001年12月1日
Published Date 2001/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002170497
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肝・胆疾患における遺伝子治療について,主に動物モデルにおける最近の報告を中心に紹介した.肝細胞癌に対しては,AFPを標的とした免疫遺伝子治療が臨床研究に達しているほか,自殺遺伝子治療・p53遺伝子導入等の方法が研究されている.肝線維化においては,分子メカニズムに基づいてTGF-βやHGFをターゲットとした遺伝子治療の試みが動物モデルにおいて成果を上げている.また胆道系疾患に対しては,経胆道的に胆道上皮への選択的遺伝子導入法が研究されている
©Nankodo Co., Ltd., 2001