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論文の記述様式,否定形・分詞節の避け方など
前回までの連載の中で,論文掲載を希望する雑誌の様式通りに論文を仕上げたら良いと提案しましたが,これは極めて重要なことであり,論文が受諾されるか拒否されるか大きな違いが生まれます.特にノーベル賞タイプのものでなければ殊の外です.
それと論文を書くときにワープロやコンピューターを使用しておくと,雑誌の要求する論文形態に変更するのも随分とやりやすくなると思います.例えばちょっとNew England Journal of Medicineを見てみると,ほとんどの論文が概要で始まり,続いてgeneralstatement,discussion of methods,results,最後にfinal discussionの順序になっています.The Journalof the American Medical Associationの場合は,もっと細かい様式があります.これはobjective,design,sample collection,intervention,main results,results,conclusionが含まれたbrief statementsで始まり,それぞれの標題のついたbrief statementsの後に,gen—eral remarks,続いて詳しいmethods,results,そして最後にsummary commentとなっています.それに編集者への投稿欄でさえも様式が決まっています!両雑誌における他のタイプの記事,general reviewや詳しい注釈などははっきりと様式は決まっていません.しかしながらreferencesは雑誌が要求している通りに引用しなければなりません.
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