Japanese
English
症例報告
潰瘍性大腸炎に併発した結節性紅斑および壊疽性膿皮症の各1例
A Case of Erythema Nodosum and a Case of Pyoderma Gangrenosum associated with Ulcerative Colitis
山本 俊幸
1
Toshiyuki YAMAMOTO
1
1桐生厚生総合病院皮膚科
1Division of Dermatology, Kiryu Kosei General Hospital
キーワード:
潰瘍性大腸炎
,
結節性紅斑
,
壊疽性膿皮症
Keyword:
潰瘍性大腸炎
,
結節性紅斑
,
壊疽性膿皮症
pp.569-573
発行日 1993年6月1日
Published Date 1993/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900933
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潰瘍性大腸炎に併発した結節性紅斑および壊疽性膿皮症の各1例を報告した.症例1は40歳,女性で初診の約5年前より下痢,腹痛が続き,潰瘍性大腸炎と診断され加療を受けていた.症例2は52歳,女性で初診の約9年前より潰瘍性大腸炎で加療を受けていた.どちらもサラゾピリンおよびステロイドの内服にて寛解した.とくに症例1は幾度か寛解,再燃を繰り返したが,その都度皮疹の新生にやや先立って消化器症状の増悪が認められ,皮疹の新生期と潰瘍性大腸炎の活動期とが相対応する傾向が認められた.
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