Japanese
English
症例報告
紅斑性天疱瘡と慢性円板状紅斑性狼瘡の合併
Association of Discoid Lupus Erythematosus with Pemphigus Erythematosus
齋藤 敦
1
,
八坂 なみ
1
,
大竹 直人
1
,
窪田 泰夫
1
,
宇野 明彦
1
,
島田 眞路
1
,
玉置 邦彦
1
Atsushi SAITOH
1
,
Nami YASAKA
1
,
Naoto OHTAKE
1
,
Yasuo KUBOTA
1
,
Akihiko UNO
1
,
Shinji SHIMADA
1
,
Kunihiko TAMAKI
1
1山梨医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Yamanashi Medical College
キーワード:
紅斑性天疱瘡
,
慢性円板状紅斑性狼瘡
Keyword:
紅斑性天疱瘡
,
慢性円板状紅斑性狼瘡
pp.161-164
発行日 1992年2月1日
Published Date 1992/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900549
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25歳男性に生じた紅斑性天疱瘡に合併した慢性円板状紅斑性狼瘡の1例について報告した.顔面および躯幹には紅斑・びらん局面,手背部には一部線状配列に示す表面疣状角化性丘疹の集簇を認めた.病理組織学的所見の主体は,顔面の紅斑局面では顆粒層の棘融解像であり,手背部の疣状角化性丘疹では顆粒層の菲薄化と真皮上層部の巣状一部帯状の細胞浸潤であった.また,蛍光抗体直接法では紅斑性天疱瘡と慢性円板状紅斑性狼瘡のそれぞれに認められる所見が同時に紅斑局面と角化性丘疹の各皮疹で認められた.
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