Japanese
English
原著
急性骨髄単球性白血病に伴う特異疹—臨床および組織学的特徴について
Leukemia Cutis Associated with Acute Myelomonocytic Leukemia
木花 いづみ
1,3
,
新関 寛徳
1
,
生冨 公明
1
,
原田 契一
2
Izumi KONOHANA
1,3
,
Hironori NIIZEKI
1
,
Masaaki IKUTOMI
1
,
Keiichi HARADA
2
1川崎市立川崎病院皮膚科
2川崎市立川崎病院内科
3平塚市民病院皮膚科
1Division of Dermatology, Kawasaki Municipal Hospital
2Division of Internal Medicine, Kawasaki Municipal Hospital
キーワード:
急性骨髄単球性白血病
,
特異疹
Keyword:
急性骨髄単球性白血病
,
特異疹
pp.733-738
発行日 1991年9月1日
Published Date 1991/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900435
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特異疹を伴った急性骨髄単球性白血病の2例を報告した.症例1は59歳男性で,胸腹部の淡紅色小結節および四肢伸側の紫斑が初発症状で白血病診断のきっかけとなった.症例2は58歳女性で,白血病の治療中,点滴部を中心に浸潤性紅斑が出現した.2症例とも皮疹と白血病の病勢とは必ずしも相関せず,特異疹の診断をする際,エステラーゼ染色の結果が参考となった.本症の臨床,組織学的特徴についても文献的考察を加えた.
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