Japanese
English
症例報告
皮膚疣状結核の1例—本邦における最近の動向
A Case of Tuberculosis Verrucosa Cutis: A Statistic Analysis of Recent Japanese Cases
狩野 俊幸
1
,
金沢 一也
1
,
片山 洋
1
,
北島 康雄
1
,
矢尾板 英夫
1
Toshiyuki KANO
1
,
Kazuya KANAZAWA
1
,
Hiroshi KATAYAMA
1
,
Yasuo KITAJIMA
1
,
Hideo YAOITA
1
1自治医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Jichi Medical School
キーワード:
皮膚疣状結核
,
統計
Keyword:
皮膚疣状結核
,
統計
pp.493-497
発行日 1991年6月1日
Published Date 1991/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900388
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24歳,女性.外傷後,右膝蓋部に発症した皮膚疣状結核の1例を報告した.合わせて,1980年から1989年までの10年間に本邦皮膚科領域で報告された24例について統計的考察を行った.過去の集計と比較した結果,初診時年齢が明らかに高齢へと移動していた.この要因として,発病年齢そのものの高齢化も若干認められたが,むしろ発病から初診までの期間が長期化していることがその主因と考えられた.最後に,本症に対する治療期間についても簡単に触れた.
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