Japanese
English
症例報告
播種型若年性黒色腫を生じたチロジナーゼ陽性型全身性白皮症の1例
A Case of Tyrosinase-positive Generalized Albinism with Disseminated Juvenile Melanoma
斉藤 範夫
1,2
,
細谷 順
1
,
鮫島 俊朗
1
,
森嶋 隆文
1
Norio SAITO
1,2
,
Jun IIOSOYA
1
,
Toshiaki SAMESHIMA
1
,
Takafumi MORISHIMA
1
1日本大学医学部皮膚科学教室
2駿河台日本大学病院皮膚科
1Department of Dermatology, Nihon University School of Medicine
キーワード:
全身性白皮症
,
色素性母斑
,
若年性黒色腫
Keyword:
全身性白皮症
,
色素性母斑
,
若年性黒色腫
pp.969-972
発行日 1990年9月1日
Published Date 1990/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900185
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色素細胞母斑を播種状に生じたチロジナーゼ陽性型白皮症の1例を経験し,文献的に色素細胞母斑の特徴を検討した.臨床的には小児期からほとんど全身に多発性に生じ,通常の黒子と異なって淡紅色〜pinkish yellowと形容される円形ないし卵円形の扁平台状に隆起した丘疹ないし結節を特徴とする.病理組織学的には色素細胞母斑と単に記載されている例が多いが,自験例のそれは播種型若年性黒色腫に一致すうものであった.
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