マイオピニオン
メラノーマ研究を続けて思うこと
木庭 幸子
1
Yukiko KINIWA
1
1信州大学医学部皮膚科
pp.282-283
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412206302
- 有料閲覧
- 文献概要
1. はじめに
メラノーマは,ここ数年で劇的に治療法が進歩した癌種の代表格でしょう.それは免疫チェックポイント阻害薬と分子標的治療薬の登場によるところが大きいわけですが,これらが世に出るまでには基礎研究や臨床研究に携わってきた数多の研究者や皮膚科医の努力があったことは申すまでもありません.私は,これらのお薬の開発に直接は関わっておりませんが,同じ時代にメラノーマの診療・研究をしてきた1人の皮膚科医・研究者として感じたことや,今後期待することを本コラムに述べさせていただきます.
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.