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特集 実践! 花粉症治療マニュアル2024
《花粉症治療の実際》
分子標的薬
Molecular targeted therapy for pollinosis
松岡 伴和
1
Tomokazu Matsuoka
1
1山梨大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座
キーワード:
分子標的薬
,
抗体薬
,
生物学的製剤
,
抗IgE抗体
,
オマリズマブ
Keyword:
分子標的薬
,
抗体薬
,
生物学的製剤
,
抗IgE抗体
,
オマリズマブ
pp.144-148
発行日 2024年2月20日
Published Date 2024/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203583
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POINT
●分子標的薬の一種である抗体薬は,がんに対する薬物療法,関節リウマチや気管支喘息に対する治療など,幅広く使用されている。
●抗IgE抗体であるオマリズマブは,近年,季節性アレルギー性鼻炎の治療に対して保険適用となった。
●オマリズマブは,重症・最重症のスギ花粉症に使用可能であるが,適正使用に際し細かな施設要件や患者要件が設けられている。処方に際して煩雑な部分もあるが,重症スギ花粉症患者にとって有効な治療の1つである。
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