Derm.2015
「わかる」喜びを分かち合う
出来尾 格
1
1東京女子医科大学東医療センター皮膚科
pp.183
発行日 2015年4月10日
Published Date 2015/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412204443
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どのような皮膚疾患の診療においても,患者にわかるように説明することにこだわっている.この理由は,義務や必要性というより,疾患を理解してもらうことに喜びを感じるからである.
ほとんどの患者は,初診の前に自分なりの診断をしている.そこに藪から棒に正しい診断名を述べても,患者にとっては受け入れにくい.そのため,患者の理解と医師の説明を一致させる努力が必要である.患者が納得しなければ軟膏はチューブから出ないので,そもそも皮膚科の治療には説明は必須である.
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