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増刊号特集 最近のトピックス2015 Clinical Dermatology 2015
4.皮膚疾患治療のポイント
痛みに配慮したドレッシング剤(創傷被覆材)
Dressing materials caring for wound pain
谷岡 未樹
1
Miki TANIOKA
1
1谷岡皮フ科クリニック
1Tanioka Dermatology Clinic, Kyoto, Japan
キーワード:
ドレッシング剤
,
ソフトシリコン
,
創傷と痛み
,
創傷被覆材
Keyword:
ドレッシング剤
,
ソフトシリコン
,
創傷と痛み
,
創傷被覆材
pp.119-122
発行日 2015年4月10日
Published Date 2015/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412204419
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summary
創傷治療における外用剤や創傷被覆材の進歩は著しいものがあり,創傷を早くきれいに治すことは医療関係者に浸透してきている.最近では「早くきれいに」に加えて「痛みに配慮した創傷治療」が求められている.海外では処置時の痛みを減少させるための方法論について提言がなされている.本邦でも痛みに配慮した創傷治療に注目が集まっている.創傷痛の分類を理解し,患者を適切に評価しながら創傷痛に対処すべきである.痛みに配慮した創傷被覆材としては,ソフトシリコンを用いた被覆材が創傷への固着ならびに創傷周囲への正常皮膚への損傷を軽減することが知られている.
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