連載 外来診療に役立つ機器・材料・薬剤
リボンガーゼタイプの創傷被覆・保護材
朝戸 裕貴
1
,
髙田 悟朗
1
Hirotaka Asato
1
,
Goro Takada
1
1獨協医科大学形成外科
キーワード:
創傷被覆材
,
抗菌作用
,
リボンガーゼ
Keyword:
創傷被覆材
,
抗菌作用
,
リボンガーゼ
pp.1510-1511
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000384
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はじめに
創傷治癒過程を妨げる局所的因子として乾燥・機械的外力・感染があげられる。従来の軟膏塗布とガーゼによる処置では乾燥を防ぐため交換の頻度が多く,また交換の際にガーゼが固着してはがすのに機械的刺激を伴う。この点を改良して創の湿潤環境を保つために,さまざまな創傷被覆材が開発されてきた。現在感染を制御する効果をもつ創傷のドレッシング材として種々の製品が販売されている1)。
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