Japanese
English
原著
高度黄疸患者にみられた緑色あるいは橙色の汗疱
Green and Orange Pompholyx and Severe Jaundice
石井 晶子
1
,
飯島 正文
2
Akiko ISHII
1
,
Masafumi IIJIMA
2
1東京大学医学部附属病院分院皮膚科
2昭和大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Tokyo University Branch Hospital
2Department of Dermatology, Showa University School of Medicine
pp.597-599
発行日 1987年7月1日
Published Date 1987/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203714
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高度の黄疸を呈する38歳男子の掌蹠に,緑色あるいは橙黄色の点状色素斑および小水疱が多数生じた.これらは黄疸の軽快と共に約10日後には消褪した.組織学的には軽度のspongiosisを認めたが,汗疱の病変部と汗管との連続性は認められなかった.汗疱の発症機序,表皮への血中ビリルビンの侵入機序について若干の考察を行った.
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