Japanese
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特集 新生児問題
高度黄疸新生児の予後
Prognosis of highly icteric newborn infants
安達 寿夫
1
,
赤松 信代
1
,
丸岡 稔
1
,
田中 礼子
1
,
大脇 三恵子
1
Toshio Adachi
1
1東北大学医学部産婦人科学教室
pp.269-271
発行日 1965年4月10日
Published Date 1965/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203249
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□はじめに
新生児期の高度黄疸のほとんどは肝の未熟性によるビリルビン抱合不全か血液型不適合などによる溶血過剰によると考えられている。
これらはいずれも新生児に特有な核黄疸を生じて脳障害の原因となりうるために産科医はこれに対する適切な対策をとる必要にせまられている。たとえば最近は高度黄疸を生じてから他科に紹介しても後障害をのこした時その責を産科医の治療過誤として社会問題にされかねない状態である。
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