Japanese
English
原著
Malignant angioendothelioma(wilson Jones)の剖検2症例
Two Autopsy Cases of Malignant Angioendothelionia (Wilson Jones)
北村 啓次郎
1
Keijiro KITAMURA
1
1慶応義塾大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Keio University School of Medicine
pp.923-930
発行日 1978年11月1日
Published Date 1978/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201976
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83歳女,77歳男の頭部に生じ顔面頸部へと拡大,頸部リンパ節と肺へ転移.肺転移のため生じた血気胸,肺炎によって,全経過各々1年と10年で死亡したWilson Jones型のmalignant angioendotheliomaの剖検2症例を記述した.2症例とも転移は領域リンパ節と肺のみに限られ,肺では表面に近く腫瘍結節が生じたために気胸をきたしたこと,また転移腫瘍は皮疹同様,嚢腫性で易出血性であるため,肺では小さな転移巣であっても破れて血気胸を起こす可能性が大きかったものと考えた.
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